「男社会は序列で出来ている」

御客様は「クラブ」や「キャバクラ」に行く時は、お目当ての子に会いに行くのが楽しみなのです。年齢には関係なく、少年のように「トキメキ」を持って来店されます。個人的な楽しみで来店をしますが、時には友人と時には大事な相手先の接待などでも来店されます。

❖ 接待の席ではキャストは有能な秘書のように!

接待の席では、キャストは有能な秘書のようにテキパキとその場をコーディネイトする事が大事です。プライベートの席とは違った対応が要求されます。

ここで大事なことは、「男社会が序列で出来ている」と言うことです。

ここを判らずに接客をしていると、気がきかない、使えない「キャスト」あるいは「使えないお店」となってしまいます。

キャストはこの序列社会を理解し、先ず序列を判断する事が大切なことになります。

そして、接待の席では、この序列がすべてなのです。

どの方が大切なのか順番をたたき込んで下さい。

おしぼりを渡すのも、水割りを作るのも、名刺を差し出すのも、すべて一番偉い人から順に行います。お帰りになる時にコートを渡すのも、忘れ物チェックも、雨模様の時に傘を渡すのも、すべて最初から最後まで、どの方が大切なのか順番をたたき込んで下さい。

これは女の子の配置にも言えることです。自分の御客様が接待する方を連れていらしたら、女の子の役目は接待される方を楽しませるに決まっています。ですから、ヘルプの女の子でも一番可愛い、気のきく子を接待される御客様の隣に座らせます。自分が、その役目をしなければならないと思えば、自分が座ります。

接待する人が普段豪遊をしていると思われたら仕事に影響が出るかも知れません。普段高価なボトルをキープしている方でも、ハウスボトル(お店で常備している無料のボトル)を出すくらいの気配りが必要です。

自分の御客様を持たないヘルプの立場だったとしても、この基本が判っていれば自分が何をすればいいのか理解できるはずです。

この序列は、お酒を飲んでいる時も変わらないのです。上の人を大切にしておけば、下の人も安心して飲みくつろぐことが出来るのです。

❖ 御客様と自分の関係には触れない! 話さない!

接待する取引先の方から仕事を頂いているので、日頃、豪遊していると思われても仕事に影響が出る場合もあります。

普段良く利用している事などは、気づかせない気配りも必要です。

また、前日にゴルフや食事など御客様としていても、御客様から口火を切らない限り「昨日のゴルフは楽しかったわ」などと、接待の席で御客様と自分の関係には触れない方がいいのです。

又、接待する側の御客様がトイレに立った時などに、接待される側の御客様から「彼はよく来るの?」等と聞かれることがあります。このような時でも「ええ、たまに・・・」等とお茶を濁しておきましょう。

マイナス営業の時に

混雑してきた時など、マンツーマンの接客から二人、三人と接客しなければならないことがあります。この場合、瞬時に判断して、偉い方の御客様から話しかけることです。そして、乗ってきた会話に合わせることです。そうすると、下の方の人も、黙ってその会話を盛り上げようとしてくれるはずです。

話題も常に偉い方の御客様が中心になるように心がけます。

例えば、自分が偉い方の御客様と「庭いじりが好きでね。もうそろそろ梅の花が咲きそうだよ」と話していた時に、マイナス営業になった場合は、下の方の方に「そうですね、もう、梅の花の時期ですね。○○さんも梅の花はお好きですか?」と、偉い方の話題へ、下の方の方を引き込みます。逆に、自分が下の方の方と話をしていてマイナス営業になった場合「そうですか、それで○○さんは週末には何をなさっていらっしゃるんですか?」と偉い方が中心となる話題に話しを切り替えて行くのです。

違いを理解して接客するキャストであって欲しい

接待で利用する御客様が、安心してこられるお店にしたいものです。男社会には序列があり、厳しい戦いをしています。プライベートで「くつろぎの時間」を求めて来ている時と接待の席では、キャストの心配り、気遣いも全く違います。さりげない接客の中にも、この違いがわからないキャストは、ホステス失格です。